◆ 危機意識と「他人ごと vs 自分ごと」 これまでにない雰囲気の中で、今年のゴールデンウィークが終了しました。 「不要不急の外出自粛」「ステイホーム」などを合い言葉に、多くの人々が政府や地方自治体からの自粛要請に応…
未来志向の教育デザイン-1- 想造&育教
明けましておめでとうございます。 令和2年(2020年)は、「東京オリンピック・パラリンピック」の年として、日本全体の大きな飛躍と、オリンピック・パラリンピックを大成功に終えることを目指し、全世界に希望と平和を日本が…
平成の時代から令和の時代へ
もうすぐ(あと数時間)で元号が、「平成」から「令和」へ変わります。 平成の時代は、幸いなことに戦争のない時代でした。しかしその一方で、平成の時代は多くの自然災害等に見舞われた時代でもありました。また、国際化や情報化の…
危機感は克服できたのか -0-
両親による虐待で、また幼い子供の命が奪われてしまいました。家族が大好きであったろう子供は、虐待を受けていたにもかかわらず、両親の指示により「虐待はなかった。」「家族一緒に暮らしたい」という手紙を書かされ、その手紙を示さ…
教育に対する信頼を取り戻せるか?
「怒!」「不信!」 この言葉こそ、困難な状況に苦闘しながら教育現場の最前で頑張っている先生方の気持ちを表している言葉はないのではないでしょうか。 文部科学省の事務次官が2代続けて不祥事で辞職しました。新学習指導要領の小学…
新学習指導要領を読み解く(7)ー子供たちの現状と課題-
◯「新学習指導要領を読み解く(6)」では、「教育振興基本計画」の背景にある危機感について述べました。今回の学習指導要領の改訂も、その危機感の延長線上にあり、大改革とも言える改訂が必須だったのです。そこで、今回は「答申」に…
新学習指導要領を読み解く(6)
◯今回の「新学習指導要領を読み解く(6)」では、これまで読み込んできた「学習指導要領の改善及び必要な方策等について」(答申)から離れ、国が定めている「教育振興基本計画」やその内容、振興計画の策定前に出されている「答申」等…
新学習指導要領を読み解く(5)
◯これまで「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方差に等について(答申)の、「はじめに」の部分を読み解いてきました。「はじめに」には、改訂への思いやこれからの教育への期待が込め…
新学習指導要領を読み解く(4)
◯答申の「はじめに」の後半部分を読み込むことにしましょう。 ◯キーワードを抜き出してみると、 ・学習指導要領が果たす役割 ・公の性質を有する学校における教育水準の全国的な確保 ・各学校が ・その特…
新学習指導要領を読み解く(3)
◯「新学習指導要領を読み解く(2)では、答申の「はじめに」からキーワードを抜き出して答申のねらいを考えました。その中でも、私は次のキーワードが重要だと思っています。 ・新しい時代にふさわしい学校教育の在り方を求めていく…
新学習指導要領を読み解く(2)
◯「新学習指導要領を読み解く(1)」で述べたように、新学習指導要領を理解するためには、改訂の背景を知る必要があります。 ◯そこで本シリーズでは、新学習指導要領が告示される約3ヶ月前の平成28年12月21日に中央教育審議会…
新学習指導要領を読み解く(1)
新学習指導要領が告示されてから、半年が過ぎました。本年度は「新学習指導要領の周知の年」として位置づけられ、夏休みには全国各地で「新学習指導要領に関する『説明会』や『伝達講習会』」が開催され、各学校での情報交換や研修も始…
社会モデルとしての特別支援教育 -八戸市中学校教育研究会講演より-
5月1日(月)、八戸市中学校教育研究会の依頼を受け「『特別支援教育の視点』とこれからの学校教育」をテーマに講演を行ってきました。 八戸市は中核市として研修の充実に力を入れており、当日は八戸市内の中学校の先生方が一堂に集ま…
次期学習指導要領での「各学校」というキーワードの意味
※これまで「アクティブ・ラーニング」のタイトルで3回記事を投稿しましたが、次期学習指導要領では「アクティブ・ラーニング」という語句の使用がなされませんので、タイトルを「次期学習指導要領 読解」として、掲載を続けます。 次…
アクティブ・ラーニング-3- AL消滅?
2月14日。 文部科学省より、「次期学習指導要領(案)」が公表され、現在、パブリック・コメントを募集中です。そして、翌日の15日には、多くの新聞が特集を組み、内容の一部が報道されました。 公表された「案」で、最も特徴的な…
アクティブ・ラーニング-2- 本質?
「アクティブ・ラーニング-1- 狂騒?」 というタイトルで投稿してから約5ヶ月が過ぎてしまいました。その間、相変わらず「アクティブ・ラーニング」という単語を冠した書籍が次々と出版されています。そして、危惧していたように、…
2017年は教育界にとって「デザイン思考元年」!
明けましておめでとうございます。 昨年中は、本会の活動に際しまして一方ならぬご理解とご支援を頂きましたことに 心よりお礼申し上げます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、昨年末に「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及…
画像表示の不具合について
インターネトのブラウザーによて、画像の表示が乱れる現象が起きています。 Microsoftのedgeではうまく画像が表示されない状況が確認されています。 Googleのchrome、Microsoft-Internet-…
アクティブ・ラーニング-1- 狂騒?
2016年8月、文部科学省は「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)」を公表しました。そして、書店には「アクティブ・ラーニング」をタイトルとした書籍が数多く並んでいます。まさに、多くの先生方が「アクティブ…
教育は「サイロ・エフェクト」に陥っていないか?
次々と教育改革が打ち出されています。でも、なぜ英知を結集して打ち出されたであろう多くの教育改革が、当初の目的を達成することができず、成果を上げることができていないのでしょうか? そんな疑問にヒントを与えてくれる情報が、下…
情報社会のメリットを活かそう!(「学習指導要領」の改訂に関する確かな情報を得よう!)
私たちは、知らないうちに「いつでもどこでも必要な情報にアクセスできる環境」の中で生活しています。そして、このような情報インフラの普及と充実は、「教育」にも大きな変革をもたらし始めています。 例えば、これまで幾度となく学習…