日本教育デザイン学会 ーJEDIー

第68回 イノベーティブ・セミナーのご案内


第68回イノベーティブ・セミナーを下記のように開催します。

今回のイノベーティブ・セミナーでは、立教大学(教授)秋草学園短期大学地域保育学科専任講師 越川葉子先生をお招きし、「『いじめ』事件の事実確認と学校の責任問題」をテーマにご講演をいただきます。

さて、学校における「いじめ」への本格的な対応は、平成23(2011)年10月11日(火)に滋賀県大津市内の中学校の当時2年生の男子生徒がいじめを苦に自宅で自殺するに至った事件、いわゆる「大津市中2いじめ自殺事件」に始まったとされています。

大津市のいじめ事件より以前にもいじめによる自殺はありましたが、大津市の事件では、学校や教育委員会のいじめ防止への対策や、事件に対する事後の不適切な対応が強い批判を浴び、その後「いじめ防止対策推進法」の制定や教育委員会制度の改正など、国を挙げていじめ防止に向けた体制や対応等の整備がなされました。

しかし、学校での「いじめ」は絶無とはならず、依然として深刻で何としても解決しなければならない喫緊の教育課題となっています。

文部科学省はもとより教育界は、いじめの発生防止や早期発見・早期対応に全力で取り組んできたはずです。でも、事態は改善されるどころか、福島での原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた子供たちやその保護者等が、「放射能」を理由に、「菌」という言葉をつけて呼ばれるなどのいじめを受けていることが明らかになりました。

そして、最も深刻に捉えなければならない事案も発生しています。それは、子供の人権を率先して守るべき担任教師が、いじめを受けていた児童からの相談があったにもかかわらず、適切な対応策を講じるどころか、教師自身が「菌」という言葉をつけて児童を呼ぶなど、あってはならない事案の発生です。教師による「原発いじめ」は、子供たちの人権を守るべき教師自身がいじめの加害者として不適切な発言や指導をしていたことであり、極めて遺憾なことです。

そこで、今回のセミナーでは教育社会学者の越川葉子先生をお招きして、「『いじめ』事件の事実確認と学校の責任問題」をテーマにご講演を頂きます。多くの先生方の御参加をお待ちしております。

子供の成長や発達を中心に据え、「これからの教育はどうあるべきなのか?」を教育の原点に立って考え直しす必要があります。セミナーを通して、これからの教育のあるべき姿を一緒に考え、一緒に学びませんか? セミナーへのご参加をお待ちしております。