大学入試に関する中央教育審議会の答申に対して、さまざまな報道機関が記事を配信し、その後社説等で解説や見解を述べています。
多くの報道機関が、実現に対する「課題」を指摘し、その解決を求めています。指摘された課題や疑問に、明確に答え、国民の支持と信頼を得なければ、教育改革は成功しません。
十数年前、「ゆとり教育」が打ち出されたときに、「学力低下」を訴え、教育施策を批判した勢力に押される形で、学習指導要領の完全実施の直前に「学びの進め」を提示し、多くの混乱を招いた過去が繰り返されないよう、しっかりとしたロードマップを示しつつ、着実な教育改革を願わずにはおれません。