夢・希望を育む教育のデザイン (改 -JEDIー)

「学校経営の本質と課題」(新規カテゴリーを追加しました)


「学校経営の本質と課題」というカテゴリーを新設しました。
その理由は、教育改革が必須の時代に「学校経営」をどのように展開していけばよいのかを考えない限り、改革の実をあげることはできないからです。

さて、公立学校に「経営委員会」と呼べる組織は存在しているのでしょうか?
「学校運営委員会」「学校企画委員会」など、運営に関する組織は存在していますが、「経営委員会」というような、「経営」を目的とした組織が明示的に位置づいている学校は少ないのではないでしょうか。

「学校の経営は誰が担当しているのですか?」と質問すると、多くの先生方からは「校長などの管理職が・・」という答えが返ってきます。この「経営は管理職が担う仕事」という意識が、教育が様々な課題に直面している現在、その解決を阻害している元凶のように思います。

また、「『経営と運営』の違いは何ですか?」という質問に、明確に答えられる管理職も残念ながら少ないように思います。「経営」や「運営」の定義があいまいなまま、「経営という名の運営」が実際には行われており、運営がうまくいったことが経営がうまくいったことと同義に考えられている現状があるように思います。

そもそも、私たち教員は「経営」について学び指導を受けたことなど稀有に等しいまま「管理職」「学校経営」という任に当たっているのが現実です。

そこで、本カテゴリーでは「学校教育における経営」について考察していきます。