8月5日 文部科学省のホームページに、次期学習指導要領を検討している教育課程特別部会から「論点整理のイメージ(たたき台)」(案)が掲載されました。
次期学習指導要領を策定するために、事前に論点を整理したものです。
多くの教育関係者の目に触れ、読み込まれ、改革の方向性を確認すると共に、改訂の経過をしっかりと把握しておくことが、その趣旨を実現するためには不可欠だと思います。
(論点整理のイメージ(たたき台)へ)
(文部科学省のサイトへ)
今回の「論点整理のイメージ」の最後に、「教育課程特別部会(第12回、平成27年7月22日)における主な意見(未定稿)」という資料が添付されています。
その中に次のような意見が掲載されています
5.学習指導要領の理念を実現するために必要な方策等について
〇 グローバル化する中で世界と向き合うことが求められているなか、現場の先生方にそのよ
うな認識がなければ、それに合う子供たちを育てていくことは難しいと思う。学校現場で忙
しくなされている先生方はこれを感じる環境にどれだけいるのかということが危惧されてい
る。そのため、先生方をサポートする校内研修や校外研修、教員養成の大学等とも連携しな
がら、いかに先生方が時代の変化などを感じてもらえるようなシステムをつくっていくかと
いうことも非常に重要だと思う。
〇 何もかもが学校にかぶせられている現状がある中、すべてが学校の責任と捉えられかねな
いので、その辺に配慮した書き方になればと思う。教員の守備範囲は今後の検討課題。
これらの意見がどの程度受け入れられるのかはわかりませんが、先生方が改革の趣旨を共有できるような実ある方策が取られることを願わずにはいられません。