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日本教育デザイン学会は、「デザイン思考」でこれからの教育を創造することを目的とした学会です。

新たな教育を想像し 創造する!

デザイン思考Design Intention

 「デザイン」というと、工業社会で用いられていた「モノ」に関するデザインという意味を想像しがちですが、「デザイン思考」がめざしているデザインとは、工業デザインのようなイメージではありません。デザイン思考とは、「コト」をデザインし、その「コト」のデザインの中に「モノ」を組み込み、「ヒト」を幸せにするためのデザインという意味です。
 これからますます大きく変化するであろう21世紀の知識社会を描写するキーワードは、「デザイン」です。それは教育においても同様であり、これまでとはまったく違った力が教育関係者に求められています。それが「教育をデザインする力」なのです。

  21世紀は、「デザインの世紀」であり、それを支える考え方が「デザイン思考」です。
 「デザイン思考による教育改革セミナー」では、子ども崩壊とでも言えるような厳しい教育の現状を解決するために、デザイン思考という考え方や、その考え方を教育にどのように応用していくのか、具体的な教育実践について研究をし、実践を深めていきます。

 JEDIでは、 図を描きながらは、教育に関する事柄を一つの図解で表現しながら、これからの教育を考えようと取り組んでいます。
 1980年、今から約30年前に未来学者アルビン・トフラーは「第三の波」(日本放送出版協会)を出版し、全世界で大きな反響を呼びました。その著書の中で、30年後の「未来社会」について述べています。
 その三十年後が今なのです。情報革命が進み、知識基盤社会・知識創発社会が到来しています。これからの社会は、「これまで」の延長線上に答えを求めても答えのない社会です。農業社会、工業社会の影響を受けながら、知識基盤社会・知識創発社会は「これまでにない視点や発想」が求められる社会です。
 「デザイン思考」では、30年前にアルビン・トフラーが予言し公表した「第三の波」(1980 日本放送出版協会)を参考にしながら、未来の社会、未来の日本、未来の教育を考えてみたいと思います。 
 本セミナーは、JEDIホームページや、会員登録をされた方へ配布するメールマガジン等を中心に活動を開始する予定です。 ご期待下さい!

      
2013年4月15日New
「東日本大震災から何を学ぶのか (想定外?)」
2013年4月
(未定)     
     

デザイン思考・レポート No.1

 東日本大震災から何を学ぶか (想定外?)

 平成23年3月11日。 東日本大震災が発生し、多くの人命、最先端の施設や設備が一瞬にして失われ、自然の猛威に驚嘆し、高度文明の脆弱さに希望を失いつつありました。
 しかし、震災に遭われた方々が示された「日本らしさ」「日本人らしさ」に、海外から多くの賞賛が寄せられています。その基盤は、日本の文化であり、それを無意識のうちに引き継いできた日本の人々の心の中にある「思い」(文化)だったのではないでしょうか。
 平成23年度を象徴する漢字として、「絆」が選ばれましたが、甚大な被害を前に、競争や効率を求めるのではなく、互いに手を携えながら共に生きていこうとの思いを抱いた人々が、「絆」をいう漢字を選ばせたのだと思います。

 しかし、残念ながら、復旧・復興に多くの力を結集する必要があるにもかかわらず、復旧・復興の青写真は未だに示されていません。特に、多くの子ども達が被災し、避難し、十分な教育を受けることができない状況は一刻も早く解消しなければなりませんが、未来創造に向かう教育の青写真は示されていません。
 はたして、この震災を克服しこれからの日本を発展させるために、「教育」は何ができるのでしょうか?
 子どもが育つ環境が激変し、児童虐待件数は増加の一途です。多くの教育課題がいっこうに解決されない中で、 「これまでの教育」を、再検討しないまま今後も続けていていいのでしょうか。
 東日本大震災は、競争原理や、成果主義の延長線上に教育を位置づけるのではなく、教育にも大きな変化を求めています。「これからの教育」をデザインする力が、教育に携わる者に強く求められているのです。
 それは、これまでの教育施策を立案してきた者にではなく、子ども達と直接教育という営みに身を置いている現場の教師にこそ求められている力なのです。
 震災当時、「想定外」という言葉が盛んに使われました。しかし、「義務教育」に想定外という言葉を使うことはできません。子ども達の未来をしっかりと想定し、確実に、地道に確かな教育を展開していくことが重要です。
 これからの教育リーダーには、創発力(新たなものを考え出し実現していく力)や、デザイン力(物事を組み合わせ新たな仕組みや仕掛けをイメージしデザインする力)が求められています。

デザイン思考・レポート No.2

 (未定)

 (未定)

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