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日本教育デザイン学会は、「デザイン思考」でこれからの教育を創造することを目的とした学会です。

新たな教育を想像し 創造する!

デザイン思考で「未来の教育」を語ろう!                          2014/03/31

Vol.3未来志向の教育デザイン −1− 時代を変えた人物「吉田松陰」

 平成26年1月31日(金)に「第52回イノベーティブセミナー」で配布した資料を基に、これからの教育について考えてみたいと思います。



 近代日本は、江戸末期から現在まで、「これまで」が通用しない大転換を三回迫られてきました。
 最初の大転換は、「明治維新」です。黒船の来航、倒幕運動の結果、大政奉還が行われ江戸幕府が終わりを告げ、明治維新を迎えました。明治維新という転換点は、長らく続いた鎖国から日本を解き放ち、西欧列国をモデルとした国づくりに人々が奔走した時代です。
 時代を大転換することは容易ではありません。
 時代を大転換するためには、多くの傑出した人財が必要になります。
 未来を見通し、行く先を示す人財がいなければ、大転換の中で混迷は深まるばかりです。これまでとは違うビジョンを持ったリーダーが必要であり、そのリーダーのもとで、次代を創造する人財が次々と育っていった「学びの場」「人財育成の場」が必要なのです。
 傑出したリーダーと、リーダーを中心とした先駆的な学びの場が、吉田松陰であり、松陰が主宰した「松下村塾」なのです。残念ながら、「吉田松陰」は、大政奉還や明治維新を見ることはなく、安政6年(1859)11月に30歳を迎える前に斬首されてしまいます。
 しかし、松陰の教えを受けた久坂玄瑞や高杉晋作などが中心となり、討幕運動が起こり、江戸幕府は終わりを告げます。そして、松下村塾で学んだ松陰の弟子や、松陰の弟子たちによって育てられた、伊藤博文や山縣有朋など蒼々たる人物が輩出し、明治という時代が創られていきます。

 来年のNHK大河ドラマは、松陰の妹「文」を主人公として、「花燃ゆ」をタイトルとして明治の時代を生き向いた人々が描き出されるといいます。
 次号では、NHKのホームページを参考にしながら、もう少し明治という時代を振り返ります。
              http://www9.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/174409.html 

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